2019年10月14日月曜日

10/13 撮影会

10月13日(日)撮影会が開催されました。

前日に首都圏を直撃した台風19号の影響で、直前まで開催が危ぶまれましたが、当日は台風一過の快晴。撮影日和となりました。
とはいえ、台風の影響は免れず、予定していた皇居北詰橋門や平河門は閉鎖。若干のコース変更で、無事撮影会を終えることができました。


撮影コースは、九段下→武道館→北の丸公園→科学技術館前→北桔橋門前→竹橋→平川門前→大手門
大手門→二重橋→行幸通り→東京駅


気持ちのいいお散歩コースでした。

2019年9月30日月曜日

9/29 合評会

9月29日日曜日、合評会が開催されました。

例年、8月は自主撮影の月で公式行事はありません。7月の撮影会以来、ほぼ二ヶ月ぶりの活動となります。


合評会は、基本的に2L版(大キャビネ)のプリントを各自持ち寄り、講師からの講評と、参加メンバーとの意見交換の場となります。

(余談ですが、同じ大きさの印画紙でも、機械焼きのプリントを2L、手焼きを大キャビネ、ということが多いみたいですね)

こうしていろいろな感想・意見を積み重ねて、来年の写真展への準備をすでに始めている(会員もいる……かも?)のです!

(更に余談ですが、カメラ写真関係はレンズ焦点距離もフィルター径も、フィルムの大きさの24mm×36mmとか6cm×4.5cmなんかにしても、メートル単位がほとんどなのに、印画紙は5×7インチ(大キャビネ)とか11×14インチ(大四切)といった、インチサイズが主流ですね。
あ、例外的に大判シートフィルムは4×5インチと8×10インチだったりしますね。あとそうだ、三脚のネジ穴もインチ系でした。
いろいろメーカー間の競争とか歴史的経緯があるんでしょうけど、なんか不思議な気がします……)

2019年8月4日日曜日

フィルムってナニ?(「銀塩」って何…? 番外編)

先の撮影会後の反省会で、「銀塩って何?」ブログ記事について、「面白いんだけど難しすぎる」「若い人はそもそもフィルムを知らない」という指摘があり。

フィルム、というと真っ先に出てくるのが、スマホの液晶画面を保護する透明粘着シートなんだそうです。

いま「フィルム ヨドバシ」で検索してみたら、かろうじてトップは「カメラ用フィルム」でしたけど、二番目は「iPhone用 液晶保護フィルム」。なるほど…
いずれこの順番も逆転するんでしょうねえ。

35mmフィルムってのはもともと映画のフィルムを流用して写真用に使ったんですよ、と言ったって、いまはほとんどの映画はデジタルで撮影してデジタルデータで配給してデジタル上映ですからねえ。フィルムの出番はない。
『ニュー・シネマ・パラダイス』(いい映画ですよ)なんか、そのうち意味が分からなくなってしまうのではないでしょうか?

以前どこかの写真展で、プリントと並べて原版のフィルムをいっしょに展示しているものがありました。ポジのフィルムをアクリル板に挟んで、光に透かして見るようにしてるのとかも。
そういう工夫も面白いかもしれませんね。

2019年7月31日水曜日

7/27 撮影会

7月27日土曜日、今年度第一回目の撮影会が開催されました。

台風6号による大雨の予報もされる中、メンバーの日頃の行いがいいせいか(?)、傘の出番はありませんでした。参加者は11名。

むしろ暑すぎて、早く反省会で水分補給を!との声もあったくらい。


14時に汐留駅に集合し、そのあとカレッタ汐留の46階で、現在の築地を見下ろしました。なかなかの穴場と思いきや、意外にお客さんひきもきらず、という感じでした。

そこから浜離宮に移動、ワンポイント講座「後ろ姿の撮り方」を行い、約1時間撮影を行いました。
その後、築地大橋を渡り勝どき方面へ。

浜離宮は都心近くとは思えない落ち着いたたたずまいで、今回の撮影会があってはじめて来ました。来て良かった。との感想も。

「後ろ姿の撮り方」は…。ずばり、「難しい」! とのことで……

がんばりましょう~

2019年7月14日日曜日

「銀塩」って何…?(最後に)

四回に渡ってお送りしてきた「銀塩って何?」シリーズ、いかがだったでしょうか。

大まかに
その1:モノクロフィルムについて
その2:現像とモノクロプリントについて
その3:カラーフィルムについて
その4:カラープリントとリバーサルフィルムについて
つらつらと書いてみました。
あちこち話が飛んだり論旨が乱れたり、読みにくいところはご容赦くださいませ。
説明が間違ってたり、分かりにくいところがあったらご指摘いただけるとありがたいです。


今や写真と言えばデジタルカメラ(やスマートフォン)。
ではありますが、例えばデジタルカメラの画像を作る重要な部品、イメージセンサーですが、あれだってじつは「ハロゲン化銀」と同様に、明るさだけに反応していて、色は認識しないんです。
明るさを測るセンサーをたくさん並べて、そのセンサーの前に色フィルターを置くことで、それぞれ個別の色の明るさを色ごとに別々にデータ化して、あとからいろいろ計算してカラー画像にしています。
なんだか、カラーフィルム実現のアイディアが活かされてるような気が……しませんか?


なーんてことを書いてると、もしかしたら、「銀塩写真って難しそう」とか、「そんな知識が必要なの?」とか、「美写ってそういうひとばっかりなの??」とか、思われてしまったかもしれません…

が……

まったくそんなことはありません!!!

フィルムが何でできてるか、なんて知らなくても写真は撮れるし、フィルムで撮ってプリントした感じが好き、だとしたらもうそれでじゅうぶんですし、美写メンバーの99%は発色カプラーなんて知りません!(言い過ぎ?)


やっぱり銀塩写真って楽しいので(デジタルも楽しいです。何というか、楽しさの拡がり具合が、銀塩とデジタルで重なってるところと、デジタルにしかないところと、銀塩でだけ楽しめる、ところがあるのかなあ?、と思ったりしてますが)、ちょっとでも「銀塩写真」に興味を持ってもらえたら嬉しいなあ。と思います。

そして、面白そう、と思ったらぜひ、美写に遊びに来てください。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!

2019年7月13日土曜日

「銀塩」って何…?(その4)

前回の続きで、カラーフィルムの現像について。
フィルムの銀画像を現像する薬品が反応の結果、酸化物になるのを利用して発色現像をする、という、よくこんな仕組みを思いついて製品化しもんだなあ、というところから。

確かにこれなら、カラー専用カメラ、なんてものを別に開発しなくても、それまでモノクロフィルムを使っていたカメラに入れてそのまま撮影すれば、他は何も替えなくてもカラー写真が撮れちゃう(まあ、レンズの性能が、とかいう話はさておいて)。

もし仮に、それぞれの色に応じてそれぞれが同じように感光する材料をいろいろ用意してカラーフィルムを開発するとしたら大変です。しかし、感光の部分は従来通り銀にまかせておいて、色になるところだけを実現する。カメラマンはモノクロ時代と同じように露出を決めて撮影すれば、ちゃんとカラー写真が撮れるようになる、という解決策。いやほんと、知れば知るほどよく出来ています。

ともあれ、こうしてハロゲン化銀の現像が終わったフィルムには、発色しなかったカプラーと、画像にならなかったハロゲン化銀と、モノクロ画像になった銀、が残ります。

そして、これらの銀はカラー写真には不要なので、現像プロセスの後半で、ぜんぶ取り除いてしまいます。

プリントするときのカラー印画紙も、繰り返しになるので割愛しますが、同じ仕組みでカラー画像をつくり、銀は取り除いてしまうので残ってない、というわけなのです。

そうそう、ネガフィルムでは明るさ暗さが逆になってるのと同じく、色についても逆になっています。補色、といって、赤だったものはシアンに。緑はマゼンタ、青は黄色に、それぞれ発色しています。これをもう一回、カラー印画紙に投影して現像すると、もう一度逆になって、もとどおりの赤緑青になる、という仕掛けです。


なおカラーフィルムには、プリントを前提にしたネガフィルムとは別に、現像すると本来の色(ネガの反対なので、ポジという)になるフィルムがあります。ネガカラーに比べてコントラストが高くて、鮮やかな色彩が得られるのが特徴。
スライド上映して大勢で見たり(別に一人で見てもいいけど)、かつては商業出版印刷の写真原稿として使われていました。

リバーサルフィルム。スリーブ(左)とスライド用のマウント仕上げ(右)

このポジフィルムも、一番最初に感光するところは同じくハロゲン化銀です。そのままだとネガになってしまうので、発色の前に明暗を逆にする、「反転現像」という手順が入ります。反転、リバース、なので、この処理をするフィルムのことをリバーサルフィルムといいます。
その後はカラーネガと同様の発色現像が続くのですが、ネガと違うのは補色ではなくて、もともとの色(原色)が出るタイプの発色カプラーが塗ってある、というところです。
現像の後半でネガと同じく、銀はすべて取り除かれて、透明なベースの上に見た目と同じ色彩の画像が写ったフィルムができあがります。

そんなこんなで、カラーフィルムもカラープリントも、やっぱり「銀塩写真」の一種、なのでした。


ちなみに、ネガでもポジでも、なんてったって貴金属「銀」なので、現像所などで処理して取り除いた後の銀は、メーカーが回収してリサイクルしているそうですよ。捨てちゃったらもったいないですもんね。

2019年7月12日金曜日

「銀塩」って何…?(その3)

ネガカラーフィルムとモノクロフィルム

この「銀塩」って何? シリーズ、その1では主にフィルムについて、その2で現像とプリントについて、ざっくりと説明してみました。

ですが、写真ってモノクロだけではないですよね。カラー写真というものがあります。むしろカラーのほうが一般的でしょう。美写の写真展『街角遭遇2019』でも、半分近くがカラープリントでした。

あれも銀塩写真と呼んでいるけれど、銀なのでしょうか。綺麗な色が付いてるけど…??

最初に答えを書いてしまうと、完成したプリントの画像はすべて色素でできていて、銀は入っていません。現像したフィルムも、画像をつくっているのは色素で、やはり銀はありません。

より正確に言うと、「銀は使われてたけど残っていない」です。…と書くと、昔のカラー写真には銀が使われていたけど、現代の写真には使われてないのかな、と誤解されそうですのであわてて補足説明してみます。

カラー写真は、撮影したばっかりのときには銀塩モノクロなんです。えっ???

じつは、モノクロフィルムと同じく、カメラに入れてシャッターを切ると「ハロゲン化銀」に光に当たって潜像核ができる。ここまではカラーフィルムでもまったく同じなのです。

この撮影したフィルムを現像するときに、ちょっとした仕掛けがあります。

現像は「還元反応」だ、という説明をちらっとしましたが、還元すると副生成物として酸化物ができます。ええと、ややこしいのではしょりますが、現像した分量(=当たった光の強さ)と同じだけ、廃棄物みたいなものができるということです。

これはモノクロのときは文字通り廃棄物で、いらないから捨てちゃうのですが、カラーフィルムの場合は、この生成された酸化物に反応して色が出る、「発色カプラー」というものがフィルムに塗り込んであるのです。

色というのはそれぞれ光の屈折率が違うので、うまいこと赤、緑、青に反応する発色カプラーを重ねてフィルムに塗っておくことで、それぞれの色が出現し、できあがりを見るとちゃんとカラー画像になる、というわけ。この現像をカラーの場合は「発色現像」といいます。

現像量に応じて発色量が決まるので、現像されなかった(=光に当たらなかった)部分は、カプラーが反応しないので色は出ません。

結果的に、モノクロだったら銀の濃淡になるのと同じ場所に、同じ具合の濃淡で、色素による色が付いた映像が写っている、というメカニズムになっています。

(後半に続きます)